苫小牧研究林の沿革

1904年(明治37年)、北海道庁所管の国有林が札幌農学校に所管換えとなり、 札幌農学校演習林として設立されたのが現在の苫小牧研究林のはじまりです。1907年、札幌農学校が東北帝国大学農学科大学となった時、当林の名称も変り 苫小牧演習林となりましたが、その後、北海道帝国大学から北海道大学となった時に、さらに苫小牧地方演習林と改称されました。2001年4月1日からは、 それまで農学部所属機関であった付属植物園、博物館、付属牧場、付属農場及び付属演習林が統合され、学内共同利用教育研究施設である北方生物圏フィールド 科学センターとなりました。そして苫小牧地方演習林は、センターの森林圏ステーション・苫小牧研究林として再出発しました。設定当初の面積は 2,974haありましたが、今までに浄水場用地・工業用施設用地・高速道路用地などを割譲したため、現在は2,715haとなっています。

施設については、1909年に派出所と学生宿舎が建設され、1977年には森林観測塔及び森林資料館が新設されました。1979年には事務所、学生宿舎、研究室を含めた庁舎が改築されています。

 苫小牧研究林は市街地に隣接する平地林であることから、研究・施業上の利便に恵 まれており、開設当初から学生実習が行われています。また、住民の休養地としても多くの人々に親しまれてきました。現在は、試験研究や学生実習、職員研修 などだけでなく、学部を超えて広い分野で利用されています。


旧学生宿泊所と派出所(1970年頃撮影)

演習林時代の看板と下の大池

現在の庁舎(事務所、宿舎、研究室)